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11 Jul 2014 22:11

経済【国際ビジネスマンの日本千思万考】韓国プロパガンダ戦略に負けた日本、こう立て直せ…仏国際漫画祭の屈辱に思う、ビジネスの視点からの逆転策とは+(1/5ページ)(2014.2.15 07:00

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経済

【国際ビジネスマンの日本千思万考】
韓国プロパガンダ戦略に負けた日本、こう立て直せ…仏国際漫画祭の屈辱に思う、ビジネスの視点からの逆転策とは

2014.2.15 07:00 (1/5ページ)国際ビジネス
フランス・アングレームの国際漫画祭に出展された従軍慰安婦を描いた漫画の一場面。韓国プロパガンダにしてやられた日本だが、なすすべはなかったのか(韓国女性家族省提供・共同)

フランス・アングレームの国際漫画祭に出展された従軍慰安婦を描いた漫画の一場面。韓国プロパガンダにしてやられた日本だが、なすすべはなかったのか(韓国女性家族省提供・共同)

“漫画のカンヌ”

 フランス・アングレームでは、毎年「国際漫画祭」を開催し、漫画出版物が展示され、優秀作品が表彰されるなど、有名な映画祭になぞらえて「漫画におけるカンヌ」として世界的なイベントに成長してきました。元来、世界最古の漫画「鳥獣戯画」を生みだした日本は伝統的にも「漫画大国」であり、現代でも妖怪もの、活劇もの、ロボットものから少女漫画にいたるまで、世界の漫画ファンを引き付けて、まさにアニメも合わせてトップランナーを務めております。これまでにも、水木しげるが最優秀賞を受賞したほか、多数の日本人受賞者を生んでいるイベントなのです。

 毎年20万人以上動員しており、日本のコミケットに次ぐ世界2番目の大きな催事で、あくまでも文化交流行事が建て前でした。ところが、先月末開催された今年のイベントは韓国が政治利用を企み、従軍慰安婦関連の漫画作品を数十点も展示したことで、これに過激に反発した日本のある民間団体が問題を惹起し、一部世界に知れる事件となってしまったようです。

「文化外交」注力した韓国、しなかった日本

 観光大国フランスには、世界トップの毎年8千万人を超える観光客が訪れ、2位・アメリカにも約7千万人が訪れているのに、日本を訪れる観光客はわずか1千万人ですから、大きく差が開いております。この主たる理由として考えられるのは、フランスやアメリカが各国主要都市に展開する「文化センター」を通じたPR効果ではないでしょうか。要するに対外文化外交努力の違いが、観光客誘致にかなり影響しているとみられます。

人口150%の観光客が来るフランスの“国策”漫画祭…狙った韓国

このニュースの写真

慰安婦の強制連行はなかったとする日本側の漫画。漫画祭の主催者は「政治的」と判断して撤去した(内藤泰朗撮影)
フランス・アングレーム国際漫画祭で1月30日、韓国政府の慰安婦企画展開会式であいさつするニコラ・フィネ実行委員(アジア担当)
1月31日、フランス南西部アングレームで開催中の国際漫画祭で、韓国政府が実施している企画展の慰安婦漫画を見学する女性たち(内藤泰朗撮影)
1月30日、フランス南西部アングレーム市中心部にある劇場で、韓国政府の企画展の開幕式典に集まった韓国の報道関係者たち。韓国人作家が漫画執筆の実演を行っていた(内藤泰朗撮影)
仏アングレーム国際漫画祭での韓国政府の慰安婦企画展。記者向け説明会は主催者側の要請で中止された(内藤泰朗撮影)
フランス・アングレームの国際漫画祭に出展された、従軍慰安婦の体験を描いた漫画の一場面(韓国女性家族省提供・共同)

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