ウェワク=明楽麻子
2014年7月11日20時11分
安倍晋三首相は11日、第2次世界大戦で多数の日本人が亡くなったパプアニューギニア・ウェワク市を訪れ、ニューギニア戦没者の碑で献花・黙禱(もくとう)をした。
首相はその後、自民党から遺骨収集強化のための議員立法提出の動きがあることについて、「ご遺骨の祖国への帰還は、国としての責務。議員立法策定の議論をふまえ、一柱でも多く早期の帰還に向けて努力したい」と記者団に語った。
パプアニューギニアでは、第2次大戦中、東部ニューギニア北岸、ラバウルを中心に日本軍が進駐。約15万8100人が戦死した。これまで約6万4500の遺骨が帰還したが、半数以上の遺骨は行方不明のままだ。 同日午後には、現地在住で、遺骨収拾や慰霊巡礼のために訪れる日本人に協力している川畑静氏(88)と懇談。遺骨が見つかったウェワク市内の洞穴などを視察した。(ウェワク=明楽麻子)
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