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 集団的自衛権の行使を認める閣議決定をめぐり、松山市の自営業福岡英二さん(57)が、安倍晋三首相を相手取り、閣議決定の無効の確認を求める訴えを東京地裁に起こした。提訴は7日付。

 訴状で、福岡さんは「閣議決定に基づく解釈変更と称する改憲が黙認されれば、内閣が代わるたびに憲法解釈が変わり、法治国家とは無縁の道を歩むことになる」と訴えている。

 11日には、元三重県職員の珍道(ちんどう)世直(ときなお)さん(75)=津市=も閣議決定の無効確認を求めて同地裁に提訴した。