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中国報道官「冷やかしはお断り」
7月11日 21時24分

菅官房長官がことし秋に中国の北京で開かれるAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に合わせて日中首脳会談を行うべきだという考えを示していることについて、中国外務省の報道官は「冷やかしはお断りだ」と述べ、靖国神社や尖閣諸島を巡る問題で日本側から歩み寄ることが会談実現の前提だとする従来の立場を改めて強調しました。

菅官房長官は「APECには世界の首脳が集まるので、そこで自然な形で会談するのは当たり前のことではないかと思っている」と述べ、ことし11月に中国の北京で開かれるAPECの首脳会議に合わせて、日本と中国の首脳会談を行うべきだという考えを示しています。
これに対し、中国外務省の秦剛報道官は11日の記者会見で、安倍総理大臣の靖国神社参拝や日本政府による尖閣諸島の国有化を持ち出し、「日本側の発言は、中国人の感情と中国の主権を傷つける苦い果実を無理やり押しつけようとたくらむものだ。中国側は絶対に受け入れない」と述べました。
そして、中国で放送している人気のお見合い番組のタイトルを引き合いに出して、「中国ではやっていることばで言うと、『冷やかしはお断り』だ。日本側が態度を正さず、実際に行動を起こさないなら、中日関係の改善について論じようがない」と述べ、靖国神社や尖閣諸島を巡る問題で日本側から歩み寄ることが会談実現の前提だとする従来の立場を改めて強調しました。

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