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●拉致被害者の家族の方々は、翻弄されてきた。
家族の方々の声はどう聞いた?
まず今回、長年にわたり、この固く閉ざされていた扉を、まずようやく開けることができたわけですね。
このことは、安倍政権はまさに拉致問題は安倍政権、安倍総理の下で解決するという強い決意のもとで、私ども、ありとあらゆる可能性にかけて今日まで取り組んできました。
その結果として、今回ようやくこの扉を開けることができて、スタートラインに立つことができたというふうに思っています。
制裁の解除については、明日(4日)閣議決定を行って発表するわけですけども、ここに至るまでも、さまざまな交渉があったということであります。
そして今回、7月1日に日朝の政府間交渉をやりました。
そこの最大の焦点は、北朝鮮側の調査機関、すべての組織、そうしたものを調査することができる機関を設置するということで、かつては合意してましたんで、それに当たるかどうかということについて、一番、何回となく、これは集中的に質疑を行ったと。
その結果として、国防委員会や国家安全保衛部という、まさにこの最高指導機関である、特別な権限を持った、そうした機関を発表したわけでありますので、政府としてはさまざまな観点、これを考えて、この一定の体制を整えたという判断をして、明日、正式に閣議決定をして解除する、そういう方向になったということです。
(家族の思いも裏切らない?)
それは全く。
家族の皆さんも、まず交渉してほしい、交渉が始まらなきゃ何もできないわけですから、ここは家族の皆さんも、やはりとにかく交渉を始めてほしいという強い思い、交渉を始めるに当たって、それは北朝鮮からさまざまなこれは要求になりますし、私たちも考え方がありますから。
そういう中で、まず交渉できることになるために、本気度を私たちは調べたうえでそこは解除に踏み切ると、そういうことです。
●原記者:次の展開で最も重視するタイミングや今後の見通し、どう見る?
これについては、とにかくだらだらだらとやることは絶対まかりならないと私は思っていますから、この日朝の間で文書を交わされましたね、ストックホルムで。
その際に私はまず期限を決めるべきだという形で、今、1年以内という話をしました。
そうした段階で7月1日の今回の協議で、1年ということには留意するということまでなりました。
そして、この夏の終わりから秋の初めにかけて、まず調査した結果、第一報というものを報告をするという、そういうことにもなってますので、そうしたものを受けて、日本から北朝鮮に行って、日本の調査団の滞在とかですね、あるいは関係者の面談だとか、あるいは関係者が生活する部分に日本の調査団が足を踏み入れるとか、そういうことについても合意をいたしておりますので、まず立ち上げて、その第一報の報告、そうしたことが1つのヤマになるんだろうと、まず最初のヤマだというふうに思っています。
●原記者:かなり本気だという感触はある?
今回の陣容を見てみますと、そこは全体の最高指導機関である国防委員会からこの委員会に特別な権限を付与されているという、そこの、日本でいえば副総理級の人が、今度委員長になりますから、そこの陣容としては、私たちは整っているというふうに思います。
ただ、今までさまざまなことをわが国は経験をしています。
ですから、そこは慎重な上にも慎重に、ここはしっかりと対応していきたいというふうに思ってます。
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