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<かつ江さん>「公表の仕方や管理ずさん」作成者が不満訴え

毎日新聞 7月11日(金)20時16分配信

 鳥取市教委が公募で選定した鳥取城跡のマスコットキャラクター「かつ江(渇え)さん」が市民らから「不快」などと批判を受け、ホームページ(HP)での公開を4日間で終了した問題で、キャラクターを作成した同市内の男性(40)が11日、毎日新聞の取材に応じ「作品の公表の仕方や管理をしっかりしてほしかった」と不満を述べた。

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 作成した男性は、インパクトを持たせるため、色鉛筆を使って荒々しい絵柄にし、名前も、鳥取城であった籠城(ろうじょう)戦「鳥取の渇(かつ)え殺し」を広く知ってもらおうと名付けた、という。男性は市教委の対応について、HPからダウンロードして自由に使えるようにした点を問題視。「ネット上での作品管理がずさんすぎた」と述べ、「もっと市民に説明を尽くしてほしかった」と訴えた。

 一方、市教委への批判や抗議の電話は11日も続いた。キャラクターと同じ名前の中学生の娘をもつ母親は「娘がテレビ報道を見て『自殺する』と言っている」と泣きながら訴えたという。

 平井伸治知事も「不快感を与えた点は反省してほしい」としつつ、「市の認知度を高めることに成功した面もある」と述べた。キャラクターについては「教材(に使う)などでインパクトを持って伝わるのでは」と理解も示した。【川瀬慎一朗】

最終更新:7月11日(金)23時14分

毎日新聞

 

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