上月英興
2014年7月11日20時10分
魚が集まる「宝の島」、行ったら戻れない「磁石岩」――。そう呼ばれる無人島が青森県の日本海沖にある。正式名称は「久六島(きゅうろくじま)」。三つの岩礁からなる島で、人が上陸するのは年1度ほどだが日本の領海を少し広げる島でもある。31年前の大地震で最も大きい岩礁が少し沈み、別の一つは見えなくなってしまった。
6月27日朝、青森県深浦町の深浦港から、一本釣り漁師岩根孝夫さん(66)の漁船・海明丸に記者は乗り込んだ。島の灯台の点検に訪れる青森海上保安部の職員3人に同行した。島へは片道30キロ以上で、2時間かかる。無事に漁から帰った船が少ない、との言い伝えから磁石岩とも言われる。
上陸は「至難の業」で、波のうねりが大きければ岸壁に船体をぶつけてしまう。暗礁も多い。岩根さんは前日に気圧配置や寒気の有無などを調べ、上陸が可能か判断する。同海保交通担当の新居克洋次長は「現実的に上陸できるのは年1回」と話す。1時間半ほど航行すると、水平線の先に白色の外壁が目立つ灯台が見えた。
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