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「中国に裏切られた」北朝鮮 本格対立の様相 (2/4ページ)

2014.7.11 10:40

訪韓し、大統領府で朴槿恵(パク・クネ)大統領(右)との共同記者会見に臨む中国の習近平国家主席=2014年7月3日、韓国・首都ソウル(ロイター)

訪韓し、大統領府で朴槿恵(パク・クネ)大統領(右)との共同記者会見に臨む中国の習近平国家主席=2014年7月3日、韓国・首都ソウル(ロイター)【拡大】

  • 韓国・首都ソウル

 中国は胡錦濤政権まで、北朝鮮との関係を重要視する政策をとり続けた。北朝鮮が核実験をしても、ミサイル発射しても、中国は口頭で抗議するだけで、援助をやめなかった。戦略的に北朝鮮を中国側に引き寄せる必要があったことが原因と指摘された。

 しかし、習近平政権が発足した直後の2013年2月、習主席に近いとされる共産党幹部育成機関の新聞「学習時報」の副編集長が英紙、フィナンシャル・タイムズで「核問題で中国の脅威にもなる北朝鮮を切り捨てるべきだ」という内容の論文を発表し、大きな話題を呼んだ。共産党関係者によれば、論文は習主席の周辺の意向を反映しており、中国はその頃から対北政策の見直し作業を進め始めたという。

 「兵糧攻め」も逆効果に

 習指導部が対北政策を見直すのは、尖閣諸島(沖縄県石垣市)の問題で対立する日本を意識してのことだと指摘される。北朝鮮の核開発を放置すれば、将来的に日本も核兵器保有に向けて動き出す懸念は党内で強いという。

中国の北朝鮮に対する影響力 ますます低下

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