2014年7月11日08時34分
東京都教育委員会は10日、都教委の内部調査への対応など、授業と直接関係のない教員の事務を減らすと発表した。今春の都立高入試で採点ミスが相次いだ問題で、教員の多忙さが一因にあげられていた。
この日の都教委定例会で「教員は文書作成や調査回答に追われ、授業や教材研究に多くの時間をあてられていない」と説明。7月中に有識者らからなる業務縮減検討委員会を設置し、不要な業務をリストアップする。来年度から都立高で実施し、その後、公立小中学校にも反映させる。
経済協力開発機構(OECD)の昨年の国際教員指導環境調査では、中学教員の1週間の勤務時間は34カ国の平均38・3時間に対し、日本は53・9時間と最長で、日本の教員の多忙さが指摘されている。
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