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集団的自衛権 閣議決定の無効求め提訴7月11日 11時05分
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政府が従来の憲法解釈を変更し、集団的自衛権の行使を容認することを閣議決定したのに対し、三重県の男性が「戦争の放棄を定めた憲法9条に違反する」と主張して、閣議決定の無効を求める訴えを起こしました。
東京地方裁判所に訴えを起こしたのは、三重県の元県庁職員、珍道世直さん(75)です。
珍道さんは、政府が今月1日、従来の憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使を容認することを閣議決定したのに対し、「戦争の放棄を定めた憲法9条に明らかに違反するもので、国会の審議にすらかけないのは民主的な手続きにも欠けている」と訴えて、閣議決定の無効を求めています。
さらに、「国務大臣に憲法を尊重し擁護する義務を課した憲法99条にも違反している」と主張しています。
訴えた理由について、珍道さんは「自分も幼いころに空襲を体験しているが、戦争は絶対にいけない。『戦争の放棄』を願う国民の一人として意思表示をしたいと思った。この思いが多くの人に広がることを望んでいる」と話していました。
この閣議決定を巡って憲法違反と主張する訴えが起こされたのは初めてとみられます。
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