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【コラム エンジョイボウリング】プロが教える「立ち位置」 谷川章子2014年1月17日
昨年までのレッスンで一連の投球動作を学びました。これからはストライクを自在に取れるよう徐々にレベルアップを図っていきます。まずは助走する前の「立ち位置」について。今回は谷川章子さん(36)がレクチャーします。 均等に5つか7つ助走エリアのアプローチには立ち位置の目安になる印が7つ並んでいます。これをスタンディングドットといいます。中には5つの所もあると思いますが、真ん中のやや大きめのドットは1番ピンと同じ板目にあり、残りは中心からそれぞれ5枚ずつの位置に広がっています。レーンの板目は計39枚ですので、それぞれ5、10、15、20、25、30、35枚目(5つの場合は5、35枚目に印なし)にあります。 右投げでは、利き腕の右手が右から10枚目のスタンディングドット(5つの場合は右端)を通過するあたりが理想的です。肩幅など個人差があるとは思いますが、右から15枚目のドット(写真、イラストいずれも円内)を構えている両足の間に合わせるイメージでしょうか。 なお、前にも説明しましたが、スタンダードな4歩助走の場合はピン側を背にしてファウルラインから大股で4歩半の距離から投げます。脚の長い人は相対的に助走が長くなりますから、助走距離は人それぞれです。
この立ち位置はあくまでストライクを出すための1投目の場合です。スペアを取りに行くときは、残ったピンの位置によって立ち位置や投げる方向も変わります。 助走はピンに向かって真っすぐ歩きます。ファウルライン手前にも同じ間隔でドットが打ってありますので、リリース時の手は右から2番目のドットを通過していきます。ストライクを出すための目標の一つがスパットです。レーン上には7つの三角形の印が打ってあり、2番スパット(端から2つめの印)を目がけて投げると、ストライクの確率が上がります。これは後の回であらためて解説します。 ただ、初心者が扱うハウスボールは曲がりにくく、レーンに塗ってあるオイルが多めの場合はさらに曲がりません。お手本通りに投げてもストライクの出やすいポケット、つまり1番ピンと3番ピンの間に行かなかった場合は、立ち位置を変えることになります。 投げながら微調整
専門用語で3番ピン寄りにボールが向かった場合を「薄い」。逆に1番ピン寄りに向かった場合は「厚い」と表現します(左投げは逆)。ポケットへの入りが薄く、入射角度をつけたい場合は少し右側に立ち、2番スパットを目標に投げるとクロス気味にボールが進みます。ここで注意したいのは2番スパットに向かって助走するのではないという点です。1投目の助走はあくまで板目の方向に平行に歩きます。 もちろん、ボールの軌道にも個人差がありますので、ボールを投げながら微調整しましょう。 谷川章子(たにがわ・あきこ) 1977(昭和52)年10月25日生まれ、36歳。愛知県出身。167センチ、右投げ。愛知・享栄高時代はソフトボールの選手。ビューティーカウンセラーとして一般企業に勤めていた23歳の時にボウリングを始め、2004年にプロ入り(37期)。公認パーフェクトは5回。プロ通算5勝。P★リーグでは第10戦で優勝。キャッチフレーズは「ビューティー・ハニー」。グランドボウル所属。 取材協力・岡崎グランドボウル 【住所】愛知県岡崎市日名北町1の1((電)0564・22・5522) 【営業】年中無休(午前7時から翌午前5時) 【通常料金】1ゲーム600〜700円(一般) 【アクセス】愛知環状鉄道北岡崎駅から徒歩1分 ボウリング豆知識 「17」アイスの自販機ボウリング場にはいくつもの自動販売機が設置されていますが、必ずと言っていいほど見かけるのがセブンティーンアイスの専用自販機。実はボウリング業界と意外な関係があるのです。 発売元の江崎グリコグループ広報部などによると、このアイスは1983年に京都などで店頭によるテスト販売がスタート。一時は爆発的な売れ行きをみせましたが、その後は低調に。そこで、かねて開発していた専用自販機による販売を85年に開始。第1号機が設置されたのが東京の新宿ミラノボウルでした。さじを使わずに手軽に食べられることが受け、その後も多くのボウリング場に導入。人気はV字回復したそうです。 ボウリング業界との結び付きは強く、店頭販売時代からセブンティーンアイスを冠にした大会が行われ、昨年もプロアマトーナメントを協賛しました。 (鶴田真也) (毎週金曜日の紙面に掲載。紙面では他に「P★リーガー名鑑」も掲載しています。) PR情報
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