【今日のチャート】アップル株の配当、Ｓ＆Ｐ500に比べ魅力薄

　　７月９日（ブルームバーグ）：配当所得を重視する米国株投資家にとって、アップル株の魅力はつかの間のものかもしれない。

今日のチャートはアップル株の配当利回り（黒い線）がＳ＆Ｐ500種株価指数の配当利回り（緑の線）に比べてもはや高くないことを示している。アップルの配当利回りは昨年以来、Ｓ＆Ｐ500種を一時0.67ポイント上回っていた。

アップル株の魅力後退の一因は配当の伸び鈍化にある。同社は昨年は、配当を15％増額したが、今年は7.9％の伸びに抑えている。しかし、最大の理由はアップル株の上昇だ。同社株は今月８日までに、増配と１対７の株式分割を発表した４月23日から27％上昇している。同期間のＳ＆Ｐ500種の上昇率は4.7％。

アップル株の配当利回りは８日終値ベースで1.86％。Ｓ＆Ｐ500種の配当利回りは1.91％。

原題：Apple Gives Up Dividend Advantage Over S&P 500: Chart ofthe Day（抜粋）

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更新日時: 2014/07/10 13:52 JST