何年ぶりかなぁ、10年ぶりくらいかな、いつ見ても良い映画だね。
脱税を摘発する国税庁捜査官の映画だなんて、よく思いついたなぁと思う。
おそらく、金融やら経済などのそういう社会を描いた多くの作品の先駆けと言えるだろう。
冒頭からエンディングまでスリリングな展開が見ているものを飽きさせることなく続いていて、脚本もよく出来ている。
ともすれば複雑な内容になりがちな世界の話なのに、単純で分かりやすい。
ところで見ていてふと気が付いたことがある。
今から27年も前の昭和バブル時代の作品だから当然なんだけど、喫煙シーンがばんばん出てくる。
で、この当時、今で言う喫煙休憩なんてなかったと思う。
デスクには当然のように灰皿があったんだよな。
今ではそんなの絶対あり得ないよね。
ところが、近年は喫煙するのは定められた喫煙所でするのが当然になっており、喫煙者がそこへ追いやられた結果、喫煙休憩などという言葉が生まれたわけだ。
そして、非喫煙者から「喫煙休憩は喫煙者だけの特権であり不公平だ」などと責め立てられる時代になってしまった。
まー何はともあれ、名作ですね。