株式、FXのまとめ解説

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ポルトガル銀行セクターが混乱

リスク回避気味な動き

昨日は静かなアジア時間の流れを引き継ぎ、ロンドン時間も為替相場全体的あまり動かない展開でした。
しかし、特段目だった材料がない中、東京23時ごろからじわじわとユーロドルがショートカバーされ始めると、為替相場全体的にUSD売りが優勢に。

モデル系によるEURJPYの買いが目立ったとの話もありました。

 

FOMC議事録は

 その後の注目点は6月FOMC議事録。東京深夜3時に発表されると、最初はヘッドラインに反応する形で金利上昇、為替もFixingに向けたUSD売りの反動もあったか顕著にUSD買い進行。USDJPYは101.87高値まで上昇。
しかしその後は、低インフレを懸念する内容等が全体的にハト派的との解釈がひろがり、米金利が低下し始め、為替相場もUSD売り優勢に。

FT誌のFEDウォッチャーが議事録の解釈としてツイッターで”Dovish”(ハト派的)とコメントしたとも言われています。
 結局USDJPYは高値から30銭程下落、EURUSDは再びショートカバーが進行し1.3648高値までのびました。翌日にフィッシャー副議長のコメントが控えておりそれを見極めたいとの見方もあり、大きな動きにはつながらず、米株は買い戻される展開に。

 

ポルトガル銀行不安が南欧に波及

ここ1週間ほど欧州株安が続いています。ドイツDAX指数は10,029ポイントの高値(7/3)から直近(7/11 2:20)では9,659ポイントまで下落。

背景はいろいろ言われてまして、ドラギECB総裁がイタリア首相になるため、その後任に対南欧強行派のバイトマン就任→南欧周辺国売られシナリオみないなのもありましたが、ここに来て本命とみられる話が表面化してきてます。

それは、ポルトガル銀行セクターの不安。

ポルトガルの銀行バンコ・エスピリト・サントの財務状態に関する懸念からポルトガル銀行株が大幅下落。その結果、南欧周辺国株も下落、周辺国債券はワイドニング(債券価格下落)・・・。

ポルトガルだけでなくスペインやオーストリアといった各国の銀行株等もここもと非常に弱く気味が悪い展開です。

大事にならなければ良いですが・・・

 

ギリシャ危機以降欧州が構築したセーフティーネットは強固なものだとは思いますが、欧州のストレステストの発表が近づくにつれ、この手の話は増えるのでしょうね~