【緊急てへぺろ】 東西ミステリーベスト100 海外編コンプしてた

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 つい最近、東西ミステリーベスト100の海外編を、あと1冊でコンプと書いたばっかりなのですが、改めて数えてみたらコンプリートしてました。あ、あれ? いつ読み終えていたんだろう。

 残るはモーリス・ルブランの『奇巌城』だと思い込んでいたのだけど、読書メーターを確認したら数年前に読んでました。あ、わかった。『ルパン、最後の恋』の刊行前にルブランをまとめて8冊くらい読んだんだ。

 まあ覚えてないのを既読と言っていいのか自信はないんだけど、とりあえず「東西マースタ」

 わし、おめでとうございます。

すいか

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 ふと興味がわいたので、スイカ割りについて調べてみた。検索したところ、起源については諸説あるらしく、けっきょくわからなかった。

 幼稚園のころだったか、小学生のころだったか。スイカ割りには苦い思い出がある。たぶん幼稚園のころだ。園内の庭でやったのではなかろうか。先生に目隠しをしてもらったのだけど、右目の下部にわずかに隙間があって、スイカが見えたのである。

 ガキのくせに小ざかしい人間なので、周りの「みぎ、ひだり」と言う声に合わせて戸惑うフリなどをしつつ、しかしバッチリと敵の姿は見えているのだ。スイカに照準を合わせ、棒を振り下ろした。

 見えているぶん、当てることに集中しすぎたのだ。スイカのど真ん中に命中した棒からは、ペコと情けない音がしただけだった。あんなに硬いとは思わなかったという油断もあったけど、見えてないほうが思いっきり振り下ろせたんじゃないだろうか。まだ見えなかったほうが、外れても仕方ないじゃないかと言い訳ができる。

 不正があった。あったゆえに屈辱である。

 だからさー、そんなわけでねー、オレはスイカ割りが嫌いである。な、なにさ。スイカは食べるものじゃないか。なぜ棒で粉砕する必要があるのだ。

 考えてください。お父さんがスイカを買って帰ってきたとしますね。子供たち大喜び。しかしそこでお母さんがにっこり笑って、棒でスイカを粉砕したらどうなりますか。子供たちは泣き叫び、お父さんは浮気がばれたのだと震え上がり、1年と経たずに一家離散。

 だからスイカはちゃんと包丁で切るものなのだ。40光年歩譲って、「スイカ割り」というイベントそのものはまあ認めましょう。でも一家離散がいやなら包丁でやるようにしなさい。

 あれ、でも目隠しした人がビーチで包丁を持ってウロウロしてたら嫌だな。

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 まあいいや。ここから本題。

 

 

 

ミステリが読みたい!〈2010年版〉

ミステリが読みたい!〈2010年版〉

 

  まずこの本に収録されているミステリ・フォア・ビギナーズ・ベスト100。ついに99タイトル読みました。あと一冊で「パーフェクトビギナー」の称号ゲット。

 

  コチラ、東西ミステリー海外篇ベスト100。同じく99タイトル撃破。あと一冊で東西マスターの称号。菊池光風に書くと東西マースタ。

 

  こちらはマストリード100中74タイトル。あと26タイトル読めばこいつはスギェーぜマストリーダーの称号ゲット。

13号独房の問題をバラ売りして貰えんかのう

 実はジャック・フットレル「思考機械」は全く読んでいない。「実は」でもないか。読んでいない本はムスウにある。

 フットレルの代表作「十三号独房の問題」を読みたくて仕方ない。何年も前から読みたいと思っている。しかし収録されているのがこの本なのだけど、

 

世界短編傑作集 1 (創元推理文庫 100-1)

世界短編傑作集 1 (創元推理文庫 100-1)

 

  意外に売ってないんだ、コレ。先日も大型書店をまわったけど、なかった。取り寄せて貰ってもいいんだけど、その間にブックオフで100円で見つけてしまいそうで怖い。何年も探して見つからなかったのに、そんなタイミングで発見してしまったら悲しいぞ。

 詳しく調べていないけど、紀伊国屋新宿本店には在庫があるようだし、アマゾンにも在庫アリ。ということは店頭品切れしているだけのことで、流通はしているのかも知れない。だったらもちろんアマゾンで買えばいいんだけど、レア本でもないのにそこまでする必要があるだろうか。ブックオフに行くハリアイがひとつ無くなっちゃうのも寂しい気もする。

 そんなわけで、今日もネットで「十三号独房の問題」のあらすじを見て「はぁぁん、おもしろそうですぅぅぅぅ」とため息をついているわけです。い、いったいどんなオチが待っているのだろう。

 ところで、電子書籍ではごく一部の短篇のバラ売りが行われているの、知ってます?

 

 

NOVA1【分冊版】七歩跳んだ男

NOVA1【分冊版】七歩跳んだ男

 

 

 

皆勤の徒 -Sogen SF Short Story Prize Edition- (創元SF短編賞受賞作)

皆勤の徒 -Sogen SF Short Story Prize Edition- (創元SF短編賞受賞作)

 

  どういうわけかSFが多い。

 最初は短編のバラ売り? と違和感があったけど、ま、何にだって違和感はつき物。音楽だってシングルとアルバムがあるのに、なぜ小説は複数作品でごたまぜにして販売せねばならないのだ、いつ国会で決めたのだ(バカボンのパパ風に)。紙で売る場合はある程度の厚さが必要・・つまり製本の関係だろうけど、電子世界ではそんなものは問題ではないのだ。

 だいたい考えてみれば『世界短編傑作集』のうち読みたいのは「十三号独房の問題」だけである。

 100円出す。どうか100円で売ってくれないものか。読みたいと願うわしの長年の夢をかなえてやっておくれ。げほげほ。

書店を罵る人、それを批判する人

 いつだったか、「まとめサイト」か何かで「amazonがあるから書店は要らない」「書店なんか潰れていい」と言うような言論がまとめられていて(まとめサイトですからね)、それに対してツイッターでは*1「そこまで憎悪する理由がわからない」と反論されておりました。

 反論している人の多くが関係者か、その道のプロのお方たちでした。

 アマチュアの自分には、どちらの言い分もわかるなというトコロ。あ、潰れろとか要らないとは言わないけど、罵る理由もよくわかる。

 その道のプロならきっと新刊を多く買うだろうから、欲しい本は高確率で手に入る。大型書店に通いなれていて、探すのも早いわけで、不満なんかあろうはずがない。

 しかし一般の人は、そこまで書店に行くはずがない。それに何十年も前に出た本を今さら買おうとしたりする。「大きな本屋ならあるだろう」と、行ってみると見事に無いんですよ。なまじ大型書店だから「自分の欲しい本は無いのに、他の本は全部揃っている!」と見えてしまう。普通の人は絶版品切れというものなんて考慮しません。

 見るとレジには3人ほど並んでいて、「あっあっ、オレだけ買えないのに、みんな買ってる。なんでこんな不当な扱いを受けるんだ」となっちゃいますよね。

 書店に往復1時間かかったとします。仕事の休憩時間を1分でも延ばすことに、1秒でも早く帰宅することに必死の社会人にとっては痛いロス。その挙句に帰りに雨にでも降られたら「もう二度と行くか」となるわけで。

 まあいいや。ここから急に話変わるであります。

 今日ブックオフ我孫子武○さんの『殺戮にいたる病』を見つけて、ドキっとしました。この本と、ちょっと因縁があるんですよ。中学生(かな?)のころ、「かまいたちの夜」というゲームにハマっていて、その原作者がこの我孫子武○サン。どんな著作があるのかなぁと気にしていたら、弟が親と買い物に行ったついでに、この本を買って来てくれたんですよ。

 俺は怒りましたね。

 今でも性格が変わってないんですけど、欲しいものを人に買われるのが嫌い。だって本を買うことが好きなんですよ。本なんか好きじゃないの。読書なんてもっと嫌い。

 ・・・。

 そして、あれから20年。この本にどうしても手が出せなかったんだけど、本に呼ばれた気がして、買っちゃった。解説をチラっと見たらいきなり「最高の××××××」と。嗚呼ー、見ちゃった。もう読めないじゃないか(^Q^)

*1:自分がフォローしている人からは