イスラエル軍 地上戦準備か 予備役召集7月11日 5時56分
イスラエル軍は、パレスチナ暫定自治区のガザ地区にあるイスラム原理主義組織ハマスのロケット弾攻撃を押さえ込めていないとして、新たに地上戦の準備ともとれる動きを見せるなど緊迫した状況が続いています。
イスラエルとハマスなどの武装勢力の間では、イスラエルの若者3人が殺害された事件をきっかけに武力による応酬が激しくなり、イスラエル軍はガザ地区にあるハマスのロケット弾の発射地点や武器庫を破壊するとして空爆を続けています。
ガザの保健当局によりますと、これまでに子どもや女性を含む79人が死亡し、570人以上がけがをしたということです。
これに対してハマスなどの武装勢力は、ガザ地区からイスラエルに向けてロケット弾攻撃を続けていて、10日夕方にはエルサレム方面にロケット弾4発を発射しましたが、イスラエル軍が迎撃するなどして、けが人は出ていません。
NHKのエルサレム支局の周辺でも空襲警報が鳴り響き、上空で迎撃ミサイルがロケット弾を破壊する様子を記者が確認しました。
イスラエル政府はロケット弾による攻撃がやまないとして予備役の兵士2万3000人を招集したほか、イスラエルとの境界付近に住むガザ地区の住民に避難を呼びかけるなど、地上戦に向けた準備ともとれる動きをみせてハマス側に圧力をかけており、依然として緊迫した状況が続いています。
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