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イラクで研究用核物質が奪われる
7月11日 6時46分

IAEA=国際原子力機関は、イスラム過激派組織が制圧したイラク北部の都市で、大学に保管されていた研究用の核物質が奪われたことを明らかにし、現時点で深刻な危険はないという見方を示したうえで、イラク政府と連絡を取りながら事実関係を確認していくことにしています。

IAEAは10日、声明を発表し、イスラム教スンニ派の過激派組織が制圧したイラク第2の都市モスルで大学から核物質が奪われたと、イラク政府から報告を受けていたことを明らかにしました。
詳しい状況は公表されていませんが、ロイター通信は、大学に研究用に保管されていたおよそ40キロのウラン化合物がテロ集団に奪われたとしていて、イラク政府は国連に対して国内外でテロに使われないための協力を求めたと伝えています。
IAEAは「現段階の情報から判断すると、核物質は低レベルで深刻な危険はもたらさないだろう」との見方を示したうえで、研究に使われる核物質が奪われたことについては懸念を表明し、イラク政府と連絡を取りながら事実関係を確認していくことにしています。

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