チームの危機を救ったマスチェラーノが衝撃の告白「タックルのとき肛門が開いて痛かった」
マスチェラーノのプレイで最も注目を集めたのは、後半アディショナルタイムに訪れたピンチの場面。オランダ代表FWアルイェン・ロッベンがドリブルでDFマルティン・デミケリスを抜き去ってペナルティエリアに侵入すると、得意の左足でシュートモーションに入った。すると次の瞬間、ロッベンを追いかけたマスチェラーノが右足を伸ばして、ロッベンのシュートをピッチの外へと弾き出した。あのタックルがなければ、もしかしたらオランダが先制していたかもしれないシーンであった。
この試合でアルゼンチンを24年ぶりの決勝進出に導く原動力ともいえる大活躍を見せたマスチェラーノだが、試合後、記者からこのシーンについて質問が投げかけられると予想外の言葉を口にした。
「あれは痛かったよ。ロッベンのシュートを阻もうと右足を伸ばしたときの体勢が悪かったのか、肛門が開いたんだ。長くサッカーをやっているけど、タックルで肛門が開くなんて初めてだよ」
ロッベンのシュートを阻んだ直後、マスチェラーノは臀部に右手を当てて苦悶の表情を浮かべる。一見、ハムストリングスを痛めたときのようなリアクションであるように見受けられたが、開いた肛門の痛みに苦悶していたのであった。
アルゼンチンを救ったビッグプレーに“素直”な感想を述べたマスチェラーノ。この飾らない人柄に親近感を抱く人も多いだろう。
(記事/Cartao Amarelo)
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