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【群馬】

知事「真摯に話し合う」 強制連行追悼碑問題 今週末「守る会」と会合

 県立公園「群馬の森」(高崎市)の朝鮮人強制連行追悼碑をめぐり、県が設置許可の更新を保留している問題について、大沢正明知事は九日の定例記者会見で、「今週末に許可申請団体と会合し、意見をしっかり聞いて、真摯(しんし)に話し合いたい」と述べた。

 この問題は碑を管理する市民団体「記憶 反省 そして友好の追悼碑を守る会」(前橋市)が碑の前で開いた追悼集会で、設置許可条件に反した政治的な発言があったとして、県が一月末の設置期限後も更新に応じていない。

 大沢知事は「決められた約束事を守るのは大事なこと。県立公園は県民が安心して憩えるのがあるべき姿と思う」と述べ、話し合いに厳しい態度で臨む方針を示した。

 一方、米軍が普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備している新型輸送機オスプレイに関して、政府が榛東村の陸上自衛隊相馬原駐屯地に配備する案を検討しているとの一部報道については、「報道内容は全く知らず、正確な情報を把握したい」と語った。

 「個人的な見解」とした上で「県民の安全安心が第一だが、危ない飛行機に米軍でも喜んで乗るばかはいないだろう。有効に活用できる飛行機だ」と配備に柔軟な姿勢を見せた。 (菅原洋)

◆オスプレイ榛東村配備 官房長官「決定していない」

 菅義偉官房長官は九日午後の記者会見で、米軍のオスプレイを分散配備する拠点として、政府が榛東村を検討しているとの一部報道について、「沖縄以外でのオスプレイの訓練拠点整備について検討していることは事実だ。具体的な場所は決定していない」と述べた。

 榛東村議会は六月、自衛隊へのオスプレイ配備を容認する決議を採択している。

 

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