合祀に反対する韓国人遺族 靖国神社で「門前払い」
【東京聯合ニュース】靖国神社に合祀(ごうし)されている父親や兄の名前を確認するため同神社を訪れた韓国人遺族3人が10日、神社側から事実上立ち入りを禁じられた。
韓国人遺族は合祀問題に関する意見を伝えるとともに、合祀取り消しを要求するために同神社を訪問すると事前に連絡したが、神社側はそれを拒否した。
神社側は当初、遺族が合祀取り消しを求める訴訟を起こしているため、訴訟中は会わないと理由を伝えた。
遺族として訪問すると伝えると、参拝目的のみであれば認めると、韓国人としては受け入れ難い条件を出した。
事前に約束がなければ会えないという靖国神社に対し、再び約束を申し込むと、神社側は検討するが、約束がなければ会わないと繰り返した。遺族らは結局、境内に入れなかった。
日本の植民地時代に強制連行されて戦死し、靖国神社に合祀された韓国人の遺族27人は昨年10月、日本政府と靖国神社を相手取り合祀の取り消しと謝罪、遺骨返還などを求める訴訟を起こした。
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