メカAG ちまたに溢れる疑似科学が同構成されているかを整理してみる。1)まず科学的な手続きは正しい研究。統計処理や対照実験とかも行われていて、科学の手順は踏まえているもの。だからといってその学説が科学的に正しいかは別問題だが、最低限のレベルはクリアしている「まとも」な研究。2)科学的な手続きにミスがあるもの。研究者自身は誠実に研究しているつもりなのだが、ミスがある。しかしそれが本人にはわからないケース。正しい手続きを踏んだ研究成果が矛盾し合うのはこのため。隠れた要因とか原因だが、それを見つけるのは容易ではない。健全な科学の論争の範囲。3)科学的手続きをクリアしてないもの。最近有名になったSTAP細胞とかですな。ホメオパシーとかも。すなわち科学的検証というのが、そもそも何かわかってない研究者。4)ゴシップ。1~3までは一応科学の体裁をとっている、もしくはとろうとしているが、ここからは「面白ければいい」という確信犯。雑誌ムーの記事とか、ある程度わかっててやっているタイプ。5)商売。わかっていてやっていて、なおかつそれを金儲けの手段にしている人々。まあゴシップ雑誌も広義には金儲けかもしれないが、こちらはグッズの販売というストレートな金儲け。EM菌とか。 * * *おおざっぱには1)~2)までは健全な科学。3)が狭義の疑似科学。4)は科学というよりオカルトですな。次の5)ほどは良心がとがめないので、これを商売にしている雑誌やライターとかは多い。ネタのリサイクルが何度でもできるし。エンターテイメントと割り切れば、俺もこの手の記事は好きだけどね。5)はもはやインチキ商法や詐欺の部類。