英雄ペレの実子エジーニョが再逮捕。ブラジルサッカー界に続く悪いニュース
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ワールドカップ3度の優勝を経験したブラジルサッカー界の英雄ペレの実子、エジーニョ(43)が7月8日、麻薬密輸容疑でサントス市警当局に身柄を拘束されたことが分かったと、英国営放送BBCが報じている。
本名エジソン・コルビ・ナシメント被告は、今年5月にマネーロンダリングの罪で逮捕され、既に33年の禁固刑に処されたが、保釈金を支払い一時的に自由の身となっていた。だが、地元警察はエジーニョ被告が当局にパスポートを提出しなかったことから、海外逃亡の可能性を危惧し、今回の再逮捕に至ったという。
エジーニョはペレの初婚の相手との間に生まれた三男で、父親と同じ名門サントスでかつてGKとしてプレー。引退後はサンパウロ州サントス市の悪名高きギャングと深いつながりを持ち、警察の調べに対してギャングからドラッグを購入したことは認めているものの、ギャングの一員であることは否定。再逮捕の際は抵抗せず、パスポートはなくしたと主張している。
エジーニョ側の弁護士は「逮捕のニュースは驚き」と語り、パスポートは既に失効しているため、身柄拘束は不要との声明を発表している。ブラジル代表FWネイマールの第三腰椎骨折、セレソンのドイツ戦での1−7の惨敗に加え、かつての英雄の家族が起こしたスキャンダルと、ブラジルサッカー界は悪いニュースが続いている。
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web