早すぎた!? Androidから操作できる小型ロボット「PLEN」が今秋Kickstarterに
2014年6月28日に行われたEngadget Fes 2014で出会ったプロダクトたちをご紹介していきます。 今回ご紹介するのは「PLEN(プレン)」。
PLENとは?
机の上で動き回れるサイズの2足歩行ロボットで、PCやAndroidから無線操作が可能となっている。2005年に机の上で人と共存する「Desk Top Robot」というコンセプトで開発され、Youtubeでスケボーに乗るPLENの動画が200万以上と話題になり、2006年には200体販売された。 そんな「PLEN」が、この秋Kicktarterに挑戦し、次の展開を狙うという。
PLENは無線コントロールできるようになっており、Androidアプリ「PLENコントローラ for Android」では、タッチやスワイプで進む、下がる、蹴るなどの操作をすることが可能となっている。アプリのダウンロードは公式サイトからも可能だ。 http://www.plen.jp/jp/
なぜ今からKickstarterに?
2006年頃に一度話題になったPLEN、なぜ今になってKickstarterに挑戦するのか。 「2006年はまだスマホが知られていない時だった。そんなときにスマホから無線コントロールというのはある意味少し早かった。クラウドファンディングが盛り上がってきた今、もう一度PLENプロジェクトをスタートして次の展開を狙いたいと考えた」 と答えるのは、プレン プロジェクト有限会社 CEOの赤澤夏郎氏(右)、CTO 早石直広氏(左)。 2006年当時、PLENは認知度を高めるためにYoutubeを活用したことで注目を集めたものの、SNSという概念は芽生えたばかりで現在のような影響力はなかった。また、PLENは携帯電話やスマートフォンなどからBluetoothで操作できる機能があるが、そもそも2006年当時、Bluetoothやスマートフォンはあまり認知されていなかった。iPhoneが発売されたのも2007年6月である。さらに、実はオープンソースでユーザがカスタマイズできる環境も提供していたが、2006年当時にオープンソースという概念は浸透していなかった。 このように、2006年当時はPLENが持つ可能性を広げることに限界があったとようだ。赤澤氏が言うように、PLENの思想は「早すぎた」のだ。 しかし現在では、SNSが影響力を持ち、スマートフォンもオープンソースも浸透している。さらには、3Dプリンターなどのパーソナルファブリケーションが普及し始め、クラウドファンディングにも注目が集まっている。 ようやく環境が整ってきた今、PLENは秋にKickstarterでプロジェクトをスタートする予定だ。
次の展開は、PLENをユーザがつくり、共有できるようにすること
Kickstarterが成功したあとの展開としては、筐体の3Dデータを配布し、ユーザが3Dプリンターで出力し、モーター等部品を組み立てて作れるようにしたいとのこと。3Dプリンターの普及による個人の立体物の制作、オープンソースで個人で制作できるスマホアプリ、つまりハードとソフトの両方が共有されることによる展開が楽しみである。
Ars Electronica Festival 2014に登場!
PLENは2014年9月4日~8日にオーストリアのリンツで開催されるArs Electronica Festival 2014(アルスエレクトロニカフェスティバル)での展示とワークショップを予定している。世界の斬新なアイデアやデザインが集まる祭典で、注目や新たなアイデアが得られることを期待したい。