2014-07-10

嵐の夜に

嵐が来ていた。

ベランダに置いてある自転車を家の中に入れるため、仕事が終わったあとすぐに帰った。

かなりの風が吹いていて、ベランダには裏山から飛んできた葉っぱが大量に積もっていた。

「片付けるのめんどくせえ・・・

そう思いながら自転車を家の中に入れようとした瞬間、ふと室外機の後ろに光るものを見つけた。

そこには真っ白なパンティが落ちていた。

取り上げてみてすぐに誰のパンティか分かった。

パンティタグに、

「201」

と書いてあったのだ。

201は俺の部屋の隣、エッチ美人奥さんの部屋番号だ。

風に飛ばされて飛んできたか台風ついでに俺のベランダに放り投げたのだろう。

そういうの好きそうな顔だもんな。

パンティオレンジジュースを入れたワイングラスに浸し、無限に増殖するのを期待しながら乾杯した。

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