夏ですね!台風来ていますけど、風が湿っていて少し気持ち悪い鈴木です。
風が湿って気持ち悪い時は、なんかいるかもしれませんね。
まあ、夏ですし、ずっとカテゴリーだけ作ってほぼ放置してある「オカルト」。見たら2月からまともに更新していませんでした。
という事で自分が体験した少しだけ怖いお話を書いてみます。
子どもの頃、小学生の低学年の時の話です。
家族で引っ越してきたばかりの家は2階建てで、2階の部屋に行くにはかなりきついドアを開かないといけない状態でした。
子どもだと体当たりしないと開かないほど建付けが悪かったのを覚えています。
そんな家で母が1人でいる時に限り、2階のドアが勝手に開くと言うのです。
確かにこの家に来てから、母と自分は少し気持ち悪さを持っていました。
ある日、母がドアが勝手に開いた音がしたので、見にいくとそこに白い着物を来た女性が立っていたとの事です。
小学校から帰ってきた母の様子がおかしかったので、聞いたら見た・・・という事で、さてどうしよう?となった次第です。
とは言っても小学校低学年の自分が何か出来る訳でも無いし。オロオロするだけでした。
母が有名なお寺の住職さんを知っているから見てもらう!と言い出し、電話をして翌日、来てもらう事になりました。
翌日、小学校から帰宅し母と住職さんが来るのを待っていました。
住職さんが家に来て、挨拶をしたらすぐに
「ああ、いるね」
と言ったのを今でも覚えています。
「どこで見ました?多分、階段の辺りかと思いますが」とズバリ的中させました。
「恐らく、この階段の裏側の庭に古井戸があると思いますが、お解りですか?」と聞かれ、母も私もこの家の裏庭で井戸なんて見た事はありませんでした。でも、裏庭がある事も住職さんには言っていないのに。
すると、住職さんが
「じゃあ、庭に行ってみましょう。スコップか何かありますか?」と言って小さなスコップを持って裏庭に。
「ここを掘ってみましょう」
と言うので、スコップで掘る事20cmくらい(だったと思う)。
本当に蓋がされた井戸が出てきました!
母親も自分もびっくり。
住職さんが言うには、
「昔、ここで裏の屋敷で働いていた女中さんがこの井戸に身を投げて亡くなっていますね。」
と言うのです。
母親が、いつくらい前の話ですか?と聞くと
「う~ん、江戸よりも前ですね」と
母親が「屋敷というと女中を置いているような立派なものだったのですか?」
住職さん「立派ですよ!あの於大の方が住んでいたような場所ですから」
母親「え?於大の方???え?あの於大の方ですか?」
ちなに、小学生の自分には、この於大の方の意味が解りませんでした。
於大の方=徳川家康の母親です。
住職さん「直接、於大の方の女中かどうだったかは解りませんがね。」と
そして、供養してもらいました。
すると、その日から来た時に感じた嫌なものは無くなり、2階のドアも心なしか軽くなりました。
ただ、この話には少しだけ続きがあって、高校生になった時に、母親にこの時の話をしたら、見たのは1回だけと言ったけど、何回も見ており、更に泣き声まで聞こえ出したから読んだんだよ、という事をサラっと言いました。
なお、この住職さんとは、このお祓いをしてもらってから約10年後、自分が高校生になった時に、もう1度会う事になります。
そのお話はこちらです。
背中の上を歩かれる。前編 - 鈴木です。
背中の上を歩かれる。後編 - 鈴木です。
なお住職さんいわく、母親と自分は霊感が強い人間で、嫌な波動の影響を受けやすい体質だと言う事でした。
なお、この住職さんから変なものは買わされていませんよ。
ただ、年と共にかなり霊感は鈍ってきているようで、最近はほぼ感じなくなりましたよ。
昔は嫌な感じがするな~という場所で撮った写真が心霊写真だったとかありましたけどね(笑)
以上です。ご清聴、ありがとうございました。