[PR]

 気象庁は10日、エルニーニョ現象が今夏に発生する可能性が低くなったと発表した。エルニーニョが原因で冷夏となる心配はほぼなくなり、今後1カ月の気温は北日本と西日本で平年並みか高く、東日本は高い見込みという。

 同庁によると、指標となる東太平洋の海面水温は4月から平年を上回り続けたが、7、8月は当初予測ほど上がらない見込みとなった。この海域に吹く風が強く、水温の上昇を抑えるためという。