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【プロ野球】

阪神トラえたコイに1差

2014年7月9日 紙面から

◇阪神3−1広島

阪神−広島 4回裏無死、梅野が左中間にソロを放つ(佐伯友章撮影)=甲子園球場で

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 阪神が今季2度目の6連勝。2回に先制打を放った岩田は尻上がりに調子を上げ、7イニング1失点で6勝目を挙げた。広島は散発5安打で、大瀬良は4敗目。

      ◇

 鮮やかなライナーが左中間席へ一直線。1点リードして迎えた4回だった。先頭で打席に入った阪神のルーキー、梅野がカウント1ボールからの2球目、高めに入ってきた147キロの真っすぐをとらえ、貴重な追加点をたたき出した。

 「この球場でいつ打てるかと思っていたけど、いい戦いで、いい流れの中で打てたのは自分としても価値があると思う」

 鳥谷と並ぶ5号。新人が甲子園で本塁打を放ったのは、その鳥谷が2004年5月27日の横浜戦(現DeNA)以来、10年ぶりとなる。初めて上がった甲子園のお立ち台でそれを知ると「こういうチャンスをいだだけている以上、歴史を変えられる選手になりたい」と満面に笑みをたたえた。

 大学時代からのライバルを打ち砕いた。6連勝に貢献する一打は、大瀬良から。福岡大2年のとき、日米大学野球でチームメートとなり、親交が深まった。誕生日は同じ1991年6月17日。リーグは違うが、大学時代に1本塁打している。プロでは2度対戦し、いずれも三振だった。それだけに「相性とかじゃなく、相手も成長するし、自分も研究する。そこで1球で仕留められたのは大きい」と声をはずませた。

 今季2度目のチーム6連勝では、すべてに先発マスクをかぶっている。打撃に関して、和田監督は「なかなか当たらないけど、当たればああいう当たりになる、そこが魅力的」と、久しぶりに現れた打てる捕手として高い評価をあらためて与えた。 (中山隆志)

 

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