蹴球探訪
英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【大リーグ】岩隈、7イニングゼロ封でメジャー通算30勝 対戦防御率0・00のツインズ相手にスイスイ2014年7月9日 紙面から ◇マリナーズ2−0ツインズ【シアトル秋野未知】大好物のツインズ戦で覚醒した。マリナーズの岩隈久志投手(33)は7日(日本時間8日)、地元でのツ軍戦に先発。ブルペンの投球練習で感覚をつかんだという直球がさえ、毎回の今季最多10奪三振を含む7イニングを4安打無失点で7勝目(4敗)を挙げた。「ツインズ戦でデビューから先発5試合連続で自責0」はメジャー史上初の快挙で、日本人投手で10人目のメジャー通算30勝も達成した。2−0で勝ったチームは今季最多タイの貯金9(49勝40敗)とし、ポストシーズン進出圏内のワイルドカード2位を守った。 “お得意様”が相手とはいえ、ほれぼれする快投だった。唯一のピンチは、1−0と最少得点差で迎えた7回1死二、三塁。コラベロをスライダーで三ゴロに抑えると、続くフルドをフルカウントから「ストライクからボールになるよう狙って投げた」という外角低めの宝刀スプリットで空振り三振。普段は物静かな右腕は、珍しく雄たけびを上げ、右手でグラブをたたいた。 「そうですね、やっぱり戦っているし、あそこはすごく気合が入っていたので」。岩隈は苦笑しながら感情爆発の場面を振り返った。 毎回の10三振を奪い、2桁奪三振は今季初、メジャー3度目。三振はスプリットやシンカーで取るイメージが強いが、この日は直球で4つを奪った。岩隈によれば、試合前のブルペン投球で、最後の直球2〜3球を意識的に角度をつけて投げたところ、その感触が非常に良かったため試合に取り入れたという。 「今日は真っすぐも変化球もすごく良かった。特に真っすぐは低めに伸びるように行っていたので、自信を持って最後まで投げられた。本来はこのボールを投げなきゃいけないな、というくらいの感覚になれたので、本当に良かったと思う」。背番号18は納得の表情で語った。 それにしても、ツインズ戦はえげつない。通算5試合で5勝、防御率0・00。球団公式サイトによれば、「ツインズ戦でデビューから先発5試合連続で自責0」はメジャー史上初。単一球団相手だと、1966年カージナルスのラリー・ジャスターがドジャース戦で記録した同5試合連続に次ぐ史上2人目だ。敵将ガーデンハイアー監督は「同じ軌道の球が一つとしてない。直球の制球は絶妙だし、うちの選手たちは『変化球がフリスビーみたいに曲がる』と言っていた」と頭をかいた。 また、日本人投手では10人目のメジャー通算30勝(15敗)に到達。登板76試合目での達成は、伊良部秀輝(元ヤンキースなど)に並ぶ5位タイだ。「マリナーズの13年ぶりポストシーズンへの希望はイワクマの後半戦にかかっている」と米サイトのラントスポーツ。好感触を今後に持ち越し、シーズン後半戦はチームの救世主になる。 PR情報
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