【社会】民家流され中1男子死亡 南木曽で土石流9日午後5時40分ごろ、長野県南木曽町読書の住宅地近くを流れる梨子沢で土石流が発生した。県警や消防などによると、女性(36)と子ども3人の家族計4人が倒壊した民家の外に流された。駆け付けた救急隊員が土砂の中から全員を救出したが、搬送先の病院で南木曽中学校1年の榑沼海斗君(12)の死亡が確認された。 長野地方気象台によると、南木曽町では同日午後4時40分からの1時間雨量が、統計を始めた1976年以降、7月では最大の70ミリを観測した。 南木曽町は午後5時50分、現場周辺の約670世帯、1650人に避難勧告を出した。同日深夜、町内10カ所の避難所に約290人が避難している。 町によると、土石流は町内5カ所で発生し、民家1棟が全壊、5棟が半壊、14棟が一部損壊。町内を通る国道19号でも複数の箇所で土砂が路面を覆い、岐阜県境から町内まで通行止めになっている。 また、JR中央線南木曽―十二兼間の鉄橋が流され、JR東海は同線の運転を終日見合わせた。県内駅に到着していた中央線特急しなの号3本には乗客計約600人がおり、JRはバスによる代替輸送を行っている。 民家が流された現場周辺は木曽谷沿いで、JR中央線と国道19号、木曽川が南北に走る。 (中日新聞) PR情報
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