UPDATE 1-税収上振れ「構造的か検証」=甘利経済再生相
(内容を追加しました)
[東京 8日 ロイター] - 甘利明経済再生担当相は8日午前の閣議後会見で、2013年度の法人税収が想定より上振れた点について「上振れが構造的要因かどうか検証していく」と述べた。
4日午前の記者会見では「(一時的ではなく)構造要因によるものであって、『準恒久財源』たりうる」と主張し、一定分を法人減税の財源にできるとの見解を示していた。
甘利経済再生相は、アベノミクスが進めば法人税率20%台も夢物語でない、としつつ、「財源をどこからに求めるか精緻な議論をしていく必要がある。課税ベースを見直す議論はこれから本格的に着手する」「きちんとした財源の見通しが、責任ある政策として必要」と強調した。 消費税の軽減税率については与党税調などを通じて「最もコストパフォーマンスが良いやり方を追求していく」と指摘した。 (竹本能文)
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