科学の分野で日本がアメリカに勝つには?
- 2014/07/09
- 07:14
日本のITが永久にアメリカに勝てない理由 | BLOG HOMME
ITとバイオじゃ全然違うので比較はできないのだけども、話題のきっかけとしては面白い。
一般的に?バイオでもアメリカには勝てないと感じている人は多いだろう。(何をもって勝ち負けというのか、ということに関しては触れずにおこう)
なんとなく僕のイメージだと、あくまでイメージだけども、オリンピックの柔道でアメリカ人が「アメリカの柔道が永久に日本に勝てない」と言ってるような、そんなイメージ。
ITだろうがバイオだろうが現代サイエンスって日本(アジア)が発祥ではないから、どうしても根本的な違いがある。
このブログでも書いてるけども英語などの欧米言語の構造とサイエンスの論理構造に類似点があるし、歴史的にもサイエンスと欧米文化との関わりはとても強い。
だから、給与とかインセンティブとかそんなのは別にして、そもそもハンデがある。
勝ち負けでいったら、勝てないのは当たり前だと思う。でも真っ向勝負する必要はないわけで、例えばビジネスということを考えたら利益をあげればいいわけだから、やりようがある。日本というガラパゴスを存分に利用するのも一つの手だし、それでたりないので外にむけて試行錯誤しているのもあり。
バイオの研究だけでみたら、向こうの土俵で勝負するというのと、こちらの土俵で勝負するというの2つのやりかたがあるだろう。今は向こうの土俵が完全なスタンダードでそれ以外は無いという状況のようだけども、そうとも限らないと思う。日本には日本の強さがあるわけだし。前に書いたけど、日本語論文をもっと評価するというのも一つの手だと思う。そしたらSTAP問題はおきなかっただろう。
一方で、向こうの土俵で勝負すると決めたのなら、もっともっと日本のアカデミックを西洋化させなければならない。ただ英語を公用化させるだけではなくてシステムもすべて。とくにアドミニストレータ達を西洋化させる必要がある。それは、日本語論文の価値を高めることと同じくらい大変なことだろう。どっちころんでも大変だ。
どちらかを選ばなければいけないというわけじゃないけど、”本気”で勝ちたいのならば極端なことをして環境をガラッと変える必要があるだろう。大変なのはあたりまえ。大変だからと先送りにしたツケがどんどんたまっているのだから。
研究者というのは、特に基礎研究に携わる研究者は日本人にかぎらずお金にたいしてそれほど執着はない。
それよりも、研究環境に関しては異常なほど執着する。
だから、先ほどいったように完全な西洋化させた環境を用意すれば優秀な外国人はやってくるだろう。逆にどんなに給与を高くしても環境が日本であるかぎり優秀な外国人はやってこないと思う。海外でうまくやってる日本人も日本にもどってこないだろう。理研が特別予算で破格待遇をつくりだしてもトップクラスの研究者はこないだろう(アニメ好きでないかぎり)。
システムを変化させることは理研を見てて無理なんだなと思うから、日本的な”さいえんす”をとことん追求するほうが結果として世界での存在感を増すことになるんじゃないかなとも思う。
アメリカに勝つためには、アメリカと勝負をしない、ということか。勝てないけど負けない(笑)
ITとバイオじゃ全然違うので比較はできないのだけども、話題のきっかけとしては面白い。
一般的に?バイオでもアメリカには勝てないと感じている人は多いだろう。(何をもって勝ち負けというのか、ということに関しては触れずにおこう)
なんとなく僕のイメージだと、あくまでイメージだけども、オリンピックの柔道でアメリカ人が「アメリカの柔道が永久に日本に勝てない」と言ってるような、そんなイメージ。
ITだろうがバイオだろうが現代サイエンスって日本(アジア)が発祥ではないから、どうしても根本的な違いがある。
このブログでも書いてるけども英語などの欧米言語の構造とサイエンスの論理構造に類似点があるし、歴史的にもサイエンスと欧米文化との関わりはとても強い。
だから、給与とかインセンティブとかそんなのは別にして、そもそもハンデがある。
勝ち負けでいったら、勝てないのは当たり前だと思う。でも真っ向勝負する必要はないわけで、例えばビジネスということを考えたら利益をあげればいいわけだから、やりようがある。日本というガラパゴスを存分に利用するのも一つの手だし、それでたりないので外にむけて試行錯誤しているのもあり。
バイオの研究だけでみたら、向こうの土俵で勝負するというのと、こちらの土俵で勝負するというの2つのやりかたがあるだろう。今は向こうの土俵が完全なスタンダードでそれ以外は無いという状況のようだけども、そうとも限らないと思う。日本には日本の強さがあるわけだし。前に書いたけど、日本語論文をもっと評価するというのも一つの手だと思う。そしたらSTAP問題はおきなかっただろう。
一方で、向こうの土俵で勝負すると決めたのなら、もっともっと日本のアカデミックを西洋化させなければならない。ただ英語を公用化させるだけではなくてシステムもすべて。とくにアドミニストレータ達を西洋化させる必要がある。それは、日本語論文の価値を高めることと同じくらい大変なことだろう。どっちころんでも大変だ。
どちらかを選ばなければいけないというわけじゃないけど、”本気”で勝ちたいのならば極端なことをして環境をガラッと変える必要があるだろう。大変なのはあたりまえ。大変だからと先送りにしたツケがどんどんたまっているのだから。
研究者というのは、特に基礎研究に携わる研究者は日本人にかぎらずお金にたいしてそれほど執着はない。
それよりも、研究環境に関しては異常なほど執着する。
だから、先ほどいったように完全な西洋化させた環境を用意すれば優秀な外国人はやってくるだろう。逆にどんなに給与を高くしても環境が日本であるかぎり優秀な外国人はやってこないと思う。海外でうまくやってる日本人も日本にもどってこないだろう。理研が特別予算で破格待遇をつくりだしてもトップクラスの研究者はこないだろう(アニメ好きでないかぎり)。
システムを変化させることは理研を見てて無理なんだなと思うから、日本的な”さいえんす”をとことん追求するほうが結果として世界での存在感を増すことになるんじゃないかなとも思う。
アメリカに勝つためには、アメリカと勝負をしない、ということか。勝てないけど負けない(笑)
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