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大気不安定続く 台風から離れた地域も警戒を
7月10日 0時23分

台風と前線の影響で、九州から東北にかけての広い範囲で大気の非常に不安定な状態が続き、土砂崩れの起きた長野県では一時、猛烈な雨を観測しました。
気象庁は、台風から離れた地域でも土砂災害や川の増水、低い土地の浸水などに警戒するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、西日本には台風の雨雲がかかっているほか、東日本と東北では台風の湿った空気や前線の影響で大気の状態が非常に不安定になっています。
9日夜に土砂崩れの起きた長野県では、国土交通省が長野県南木曽町吾妻に設置した雨量計で、9日午後5時40分までの1時間に97ミリの猛烈な雨を観測しました。また、9日夜遅くになってからも広い範囲で発達した雨雲がかかり9日夜11時すぎまでの1時間には、新潟県関川村の下関で61ミリ、山形県上山市で53ミリ、宮崎県日南市の深瀬で52.5ミリの非常に激しい雨を観測しました。長野県と山形県、宮城県、新潟県、それに福島県では、これまでの雨で土砂災害の危険性が非常に高くなっているほか、山形県では、川の水位が上がり、氾濫の危険性が高くなっているところがあります。気象庁によりますと、台風の接近に伴って10日も西日本から北日本にかけて大気の非常に不安定な状態が続く見込みで、広い範囲で非常に激しい雨が降り局地的に1時間に80ミリの猛烈な雨のおそれがあります。
さらに東日本と北日本を中心に、台風の北上に伴って11日も激しい雨が予想されています。
10日夜遅くまでに降る雨の量は、いずれも多いところで四国で500ミリ、近畿で350ミリ、東海で300ミリ、九州で250ミリ、北海道と関東甲信で200ミリ、東北で120ミリ、中国地方と奄美地方で100ミリと予想されています。
また、11日にかけて北海道と関東甲信でさらに100ミリから200ミリ、東海と東北で100ミリから150ミリの雨が降るおそれがあります。
気象庁は、土砂災害や川の増水、低い土地の浸水に警戒するとともに落雷、竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。

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