科学神奈川で新種キノコ2014.7.9 21:43

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神奈川で新種キノコ

2014.7.9 21:43
新種のキノコを見せる神奈川キノコの会の城川四郎会長=9日午後、神奈川県の平塚市博物館

新種のキノコを見せる神奈川キノコの会の城川四郎会長=9日午後、神奈川県の平塚市博物館

 神奈川県の平塚市博物館は9日、県内で採取され、標本として保管していたキノコが日本菌学会から新種として認められたと発表した。

 ツエタケ類と呼ばれる種類で、「トゲミフチドリツエタケ」と名付けられた。傘の直径約5センチ、柄の長さ約9センチ。胞子に突起があり、ひだに茶色いふちどりがあるのが特徴で、突起のあるツエタケ類の採取はアジア圏では初めてという。

 アマチュアの研究者でつくる「神奈川キノコの会」のメンバーが、1995年に神奈川県清川村、99年に相模原市でそれぞれ採取し、平塚市博物館が保管していた。

 同博物館発行の標本目録を見た牛島秀爾鳥取大助教が調査し、日本菌学会の学術誌に新種とする論文を発表した。

 名付け親となった神奈川キノコの会の城川四郎会長は「長年の活動がようやく実を結んだ」と笑顔を見せた。同博物館で9月15日まで展示会を開く。入場無料。

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