Safari 6.1 には、セーフモード付きのアップデート版の Safari が含まれます。このアップデート版の Safari には、ブラウザープラグインの操作についての新しいセキュリティ制約が実装されています。これらの変更に可能な限り透過的に対処するように Flash Player が更新されています。 セーフモードのコンテキストではいくつかの動作が変わります。これらの動作については、以下の「既知の問題」で説明します。
- Flash Player の Mac .pkg インストールのサポート
エンタープライズ環境において、Flash Player をデプロイして最新の状態に保つことは、世界中のシステム管理者にとって非常に重要な作業です。Flash Player を配布するパートナーの負担を軽減する目的で、新しい .pkg インストーラー形式が導入されました。管理者は Mac 向けの Flash Player を、業界標準の管理ツールを使用してデプロイできるようになりました。
- モバイルワーカー(並列処理用)ベータ版 - Android
広く利用されているデスクトップ機能である AIR ワーカーのモバイル版が登場しました。アプリケーションのメインコードの実行を中断することなく、バックグラウンドでコードを実行できるようにするための Android デバイスでのサポートが追加されました。UI の応答性は維持され、ユーザーエクスペリエンスが向上します。iOS についても対応予定です。今後のリリースでの iOS ワーカーに関する最新情報をご確認ください(注意:この機能は、長期のベータ版で導入される予定です)。
- 「ダイレクト」レンダリングモードでのバックグラウンド実行の AIR モバイルサポート
レンダリングモードが「ダイレクト」に設定されている場合の、iOS および Android でのバックグラウンド実行が AIR でサポートされるようになりました。そのため、アプリケーションでオーディオ再生などのタスクを、ユーザーが認識しなくても実行できるようになります。電力および CPU への考慮が必要であるので、追加の詳細情報およびガイダンスについてリリースノートを確認することをお勧めします。
iOS および Android でのこれまでの AIR は、「ダイレクト」レンダリングモードが設定されている場合のバックグラウンド実行をサポートしていませんでした。 この制約から、Stage3D ベースのアプリで、オーディオ再生、位置の更新、ネットワークアップロードまたはダウンロードなどのバックグラウンドタスクを実行できませんでした。 iOS ではバックグラウンドで OpenGLES またはレンダリングを呼び出すことはできません。 バックグラウンドで OpenGL を呼び出そうとしたアプリケーションは、iOS によって終了されます。 Android では、バックグラウンドでの OpenGLES の実行、またはその他のバックグラウンドタスク(オーディオ再生など)の実行について、アプリケーションへの制約はありません。
この機能を使用すれば、renderMode に direct を設定している場合に、AIR モバイルアプリをバックグラウンドで実行できるようになります。 AIR iOS ランタイムでは、バックグラウンドで OpenGLES が呼び出された場合、エラーがスローされます。 一方、Android ではネイティブアプリからのバックグラウンドでの OpenGLES 呼び出しが許可されているので、エラーはスローされません。 モバイルリソースを合理的に利用することが重要であるので、アプリをバックグラウンドで実行する間は、レンダリングの呼び出しを行わないことをお勧めします。 エラー 3768 をスローする可能性のある Stage API の一覧を以下に示します。これらの Stage3D API は、バックグラウンド実行中に使用しないでください。 swf バージョンは 22 以降である必要があります。
Context3D.clear
Context3D.present
Context3D.createVertexBuffer
Context3D.createIndexBuffer
Context3D.drawToBitmapData
IndexBuffer3D.uploadFromVector
IndexBuffer3D.uploadFromByteArray
VertexBuffer3D.uploadFromFloat
VectorVertexBuffer3D.uploadFromFloat4
VectorVertexBuffer3D.uploadFromByteArray
Program3D.upload
Texture.uploadCompressedTextureFromByteArray
Texture.uploadFromBitmapData
Texture.uploadFromByteArray
CubeTexture.uploadFromBitmapData
CubeTexture.uploadFromByteArray
CubeTexture.uploadCompressedTextureFromByteArray
RectangleTexture.uploadFromBitmapData
RectangleTexture.uploadFromByteArray
iOS7 のリリースを受けて、アドビでは、AIR に互換性があること、および AIR が期待どおりに実行されることを確認しています。
アドビでは、OS X 10.9 の最新の開発者向けリリースをテストし、お使いのアプリケーションが「App Nap」などの最新のテクノロジーをサポートすることを確認しています。
- Android での AIR XXHDPI(144 x 144)アイコンのサポート
この機能により、Nexus 10 などのデバイスで表示できる美しい高解像度アイコンのサポートが追加されています。
InstaBack 機能では基本的に、前のページをリロードせずに元のページに戻ることができます。
個々のタブのサスペンドは Windows 8 の IE の新しい機能です。Modern ブラウザーの前面に表示されていないタブは、コンテンツでオーディオまたはビデオストリームが再生されているか、ActionScript LocalConnection を使用して Flash の他のインスタンスとの通信が行われている場合を除き、サスペンドされます。
ビデオストリームを認定されたデバイスでリモート再生します。NetStream オブジェクトが正しく初期化され、ビデオの再生が開始されると、ユーザーはチャームをスワイプし、再生を選択した後、デバイスを選択できます。このとき、ビデオストリームは選択されたデバイスに転送されます。ビデオストリームが終了すると、デバイスとの接続は切れます。
以前のリリースで導入された機能を含む、Flash Player および AIR の機能の完全な一覧については、ここのドキュメントを参照してください。