自転車走行路整備:歩道での対面通行許容 舛添都知事が示す

2014年07月08日

東京都内に設置されている自転車歩行者道。自転車側を対面通行するが、危険性も指摘されている=東京都豊島区で2014年3月16日午後3時過ぎ、馬場直子撮影
東京都内に設置されている自転車歩行者道。自転車側を対面通行するが、危険性も指摘されている=東京都豊島区で2014年3月16日午後3時過ぎ、馬場直子撮影

 また、国のガイドライン作成に関わった徳島大大学院の山中英生教授は「必ずしも車道上の整備にこだわらないが、事故防止の観点から自転車の一方通行化が必要」との見方を示した。山中教授は、自転車が関係する事故の85%は自転車が対面通行している場所で、出合い頭や右左折に伴って起きていると指摘。その理由を「自動車のドライバーが、かなりの速度で両方からやって来る自転車に配慮するのは難しい」と説明。さらに「東京の歩道は歩行者がたくさんおり、課題は多い」とも話している。【馬場直子/デジタル報道センター】

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