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遠隔操作事件 誤認逮捕の男性が証言7月9日 16時42分
パソコンの遠隔操作事件の裁判で、誤って逮捕・起訴された大阪の男性が法廷で証言し、片山祐輔被告に対して「何人もの人生を変えた責任をきちんと取ってほしい」と訴えました。
パソコンの遠隔操作事件で威力業務妨害などの罪に問われている元会社員、片山祐輔被告(32)の裁判が、東京地方裁判所で開かれ、一連の事件で誤って逮捕された4人の男性のうち、大阪の男性が法廷で証言しました。
男性は「全く身に覚えのないことで逮捕され、取調官から『周りの状況は真っ黒で君だけが否認している』と言われて、もうだめかと思った。精神的な負担が大きく、今もなかなか頭から離れない。戻れるなら事件の前に戻ってやり直したい」と、誤認逮捕された苦しみや影響を述べました。
そのうえで片山被告に対し、「犯行予告を書き込むなどしたことも卑劣だが、他人に成り済ましたことで二重にたちが悪い。逮捕されたあとも自分も誤認逮捕された被害者のふりをして否認を続け、反省の色が見られない。何人もの人生を変えた責任をきちんと取ってほしい」と訴えました。
片山被告は直接、謝罪することはありませんでしたが、男性が証言している間、じっとその様子を見つめていました。
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