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台風8号 五島列島の一部が暴風域に
7月9日 13時59分

台風8号 五島列島の一部が暴風域に

大型で強い台風8号は長崎県の五島列島の一部を暴風域に巻き込みながら、九州の西の海上を北上しています。沖縄本島では9日朝から猛烈な雨が降ってこれまでに経験したことのないような大雨となっているところがあり、気象庁は土砂災害や浸水などに厳重に警戒し、安全を確保するよう呼びかけています。

気象庁の発表によりますと、大型で強い台風8号は9日午後2時には九州の西の海上を1時間に25キロの速さで北へ進んでいるとみられます。中心の気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、中心の東側300キロ以内と西側110キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。現在、長崎県の五島列島の一部が台風の暴風域に入っています。
沖縄本島では明け方から台風を取り巻く発達した雨雲が次々と流れ込み、読谷村では午前7時10分までの1時間に統計を取り始めてから最も多い96.5ミリの猛烈な雨を観測しました。沖縄本島では午前9時までの12時間の雨量が平年の7月1か月分の2倍に当たる300ミリ前後に達するなど、これまでに経験したことのないような大雨となっているところがあります。
気象庁は沖縄本島地方に出していた大雨などの特別警報を午前3時前に解除していましたが、その後、雨が強まったことから、土砂崩れや低い土地の浸水による重大な災害が迫っているとして午前7時半すぎ、沖縄本島の中南部と北部に改めて大雨の特別警報を発表しました。
気象庁は市町村からの避難の情報などに従って適切に行動し、外に出られない場合は建物の上の階などより安全な場所で身を守るよう呼びかけています。
沖縄本島と鹿児島県奄美地方では、これから夕方にかけて局地的に雷を伴って1時間に50ミリから70ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあります。
10日にかけて台風は次第に速度を落として進路を東寄りに変え、暴風域を伴ったまま九州に近づくと予想されていて、このあと九州の一部も暴風域に入る見通しです。各地の最大風速は10日にかけて九州南部で30メートル、九州北部で28メートル、四国と奄美地方で25メートル、最大瞬間風速は35メートルから45メートルと予想されています。奄美地方と九州の沿岸は10日にかけて波の高さが10メートルの猛烈なしけが続き、四国の沿岸も大しけになる見込みです。
気象庁は土砂災害や浸水などに厳重に警戒するとともに、暴風や高波、落雷、竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。

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