最近のATMスキマー、巧妙すぎて発見はほぼムリ
カードスロットの中にいるとか。
テクノロジー全体が進化すれば、犯罪テクノロジーも進化します。特にATMスキマーの発達には目覚ましいものがあります。ATMスキマーとはATMにくっつけて利用者のカード情報を不正に読取る小さな装置なのですが、他のいろんなガジェット同様どんどん小型化していて発見が難しくなっています。それでいてバッテリーライフは非常に長いんです。
Krebs on Securityが今年見つかったATMスキマーについてまとめているのですが、読めば読むほど恐ろしくなってきます。たとえば多くのATMスキマーはATMに外付けされるのですが、最近はカードスロットの中に仕込めるタイプが流行っている、とか。
ヨーロッパATMセキュリティチーム(European ATM Security Team、EAST)はこの種のカードスロット挿入型スキマーの検知はますます難しくなっているとしています。スキマーと小型大容量バッテリー付きカメラがセットになっていて(下画像)、非常に長時間動き続けるんです。Krebsが説明しています。
小型挿入型スキマーは小さなスパイカメラと組み合わせてユーザーの暗証番号を記録するために使われる。画像左には大きな正方形バッテリーの左側に隠しカメラがある。右の画像ではATMの1パーツのように見える部分(訳注:薄いグレーの部分)があり、そこにカメラが隠されている。デヴァイスの左上に小さなピンホールが空いている。
もうひとつ新たなタイプのATMスキマーはカードスロット内に収まるものです。パーツの一部がカードスロットから出ているのですが、高品質なプラスチックを使っているので、あえてそういうパーツを使っているかのように見えます。
古いタイプの外付けATMスキマーもそうですが、多くは携帯電話と接続されて、不正に読み取った情報を犯罪者のスマートフォンに送信する仕組みです。対策としては今までと同じで、ATM上に何かあやしいものがくっついていたらそのマシンを使わないことです。ただ、あやしいものに気づくのがどんどん難しくなっているのが非常に不安です。
top image by Catatronic under Creative Commons license. All other images by EAST.
source:Krebs on Security
Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文]
(miho)
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