北朝鮮 複数の弾道ミサイル発射か

7月9日 8時31分

防衛省に入った連絡によりますと、９日午前４時ごろ、北朝鮮が複数の弾道ミサイルを日本海に向けて発射したとみられるということです。
今のところ日本への直接の影響はないということです。
防衛省は情報の分析を進めるとともに警戒を続けることにしています。

政府によりますと、９日午前４時ごろ、北朝鮮の南西部から複数の弾道ミサイルが日本海に向けて発射されたもようだということです。
政府は、総理大臣官邸の危機管理センターに設置している「北朝鮮関連情勢に関する情報連絡室」で情報の集約などに当たっていて、午前６時から国家安全保障局の下で関係省庁の局長級会議を開き、対応を協議しました。
これまでに、航空機や船舶への被害の報告などは確認されていないということです。
安倍総理大臣は、▽アメリカや韓国などの関係諸国と連携して、緊張感を持って情報収集と分析に当たるとともに、▽航空機や船舶の安全確認の徹底と、▽国民への迅速・的確な情報提供を指示しました。
政府は、弾道ミサイルの発射は３月と先月に続くもので、航空機や船舶の安全確保の観点から極めて問題のある行為だとして、北朝鮮に対して厳重に抗議しました。