民間調査会社の東京商工リサーチが8日発表した1~6月の企業倒産件数(負債総額1000万円以上)は前年同期に比べ9.73%減の5073件だった。上期としては5年連続で減少し、1991年(4723件)以来23年ぶりの低水準だった。景気回復を受け、小売業や建設業で倒産が減少した。
負債総額は41.39%減の1兆541億600万円。負債100億円以上が5件と前年同期比で半減したうえ、負債10億円以上の倒産が過去20年間で最少の146件にとどまった。
6月の倒産件数は3.56%減の865件。負債総額は49.95%減の1920億3700万円だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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