大阪市:校長公募継続 任期3年間 適格性に問題なら解任
毎日新聞 2014年07月08日 22時45分
大阪市教育委員会が8日から募集を始めた公募による校長。市教委が公表した募集要項によると、7月22日まで応募を受け付け、8月上旬から選考を始める。今回は募集開始が昨年度より1カ月半遅れており、選考期間の短縮を余儀なくされている。
昨年度は5月に募集要項を発表し、1次選考にあたる論文などの書類提出を6月下旬までに求めた。書類審査は外部委託し、8月中旬に選考通過者を決定。9月の2次選考では、橋下徹市長の意向で公募区長が面接官に加わった。10月に民間の会社役員らも交えた最終面接をし、合格発表は11月だった。
募集開始が遅れた今回は、筆記試験形式とする1次選考を8月3日に実施。書類審査の外部委託をやめて時間短縮を図り、8月中に通過者を決める。9月に集団討論形式の2次選考を、10〜11月上旬に3次選考(最終面接)を実施し、11月下旬に合格者を決める。
任期は3年間(1年更新)。優秀な人材は最長5年間とする一方で、適格性に問題があれば任期途中でも解任する。
2次選考の集団討論では、民間人と教頭らを一緒に討論させるという。また、受験者の過去の実績を具体的に聞いて行動特性を見る「コンピテンシー面接」(行動観察面接)も検討している。【寺岡俊】