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 民主党の海江田万里代表は8日の記者会見で、集団的自衛権を巡る憲法解釈の変更に関する党見解について、わかりやすく言い換える方針を示した。「行使一般を容認する解釈に変更することは許されない」との見解に対し、党内から「限定的な行使ならいいのか。わかりにくい」との不満が相次いでいるためだ。

 同党は集団的自衛権の容認派と反対派が混在する党内事情に配慮し、行使の是非をあいまいにしており、党見解も玉虫色の表現で決着させた。党見解について議員からは「『行使』と『行使一般』の区別はなにか」「地元で説明できない」との声があがっていた。海江田氏は「表現をもっと分かりやすくするよう文案を練っている」と述べた。