味の素スタックの考察:原理編

プロテイン味の素スタックというものを知ったので
それをうまく利用できないかと思いました。

それに対する考察はもしかしたら誰かに対して有益かもしれないので
ここに書くことにしました。

これは原理編です。

関連記事
+味の素スタックの考察:理論編
+味の素スタックの考察:応用編
+味の素スタックの考察:批判編

実行したい方は免責事項をお読みください。
 
最近、ホエイプロテインに味の素などを混ぜて使用すると気持ちがいいという情報を知ったので、

何かに使えないかと思ったのです。
味の素スタックの原型的なレシピ
ホエイプロテイン:30g
味の素:10g
ラード:10g
砂糖:15g
水:100-300ml

使用者によるとこのレシピの程度であれば軽くトリップするぐらいらしいです。

これを化学的に表記したもの
ホエイプロテイン:30g
グルタミン酸ナトリウム:10g
トリグリセロール[油脂]:10ml
糖:15g
水:100-300ml

これらを混入する説明を行います。

なぜこれらを混入するかというと
脳内モルヒネと呼ばれるβエンドルフィンを脳に分泌させるためです

なぜβエンドルフィンが分泌されるのかという理由ですが、

人間のDNAからみて
母体である人間には生き残ってもらわなければなりません
生き残らせるには食物を食べてもらわなければなりません
食物を食べてもらうには
・食物を食べることによるメリット
・食物を食べないことによるデメリット
を与えればよいということになります。

次に栄養分が少ないといくら食べても生き残る確立が低いので
栄養価の高い食物を食べてもらう必要があります。
栄養価の高い食物を食べてもらうには
・栄養価の高い食物を食べることによるメリット
・栄養価の低い食物を食べることによるデメリット
を与えればよいということになります。

それぞれのメリット/デメリットは以下のようなものです。
・食物を食べることによるメリット[空腹感からの開放]
・食物を食べないことによるデメリット[空腹感による不快感]
・栄養価の高い食物を食べることによるメリット[βエンドルフィンが分泌されることによる快感]
・栄養価の低い食物を食べることによるデメリット[βエンドルフィンは分泌されない]

これらは異なる3つの状態を作り出します。
1.栄養価の高い食物を食べる[空腹感からの開放/βエンドルフィンが分泌されることによる快感]
2.栄養価の低い食物を食べる[空腹感からの開放]
3.食物を食べない[空腹感による不快感]

この3つの状態のうち、DNAがもっとも望むのは1の状態です。
なのでDNAは栄養価が高いか否かを判断する基準を設定します。
1.味覚
2.腸内で吸収されたもの

まずは味覚で判断します。
栄養価の高い食物は美味しいと思うように、
栄養価の低い食物は不味いと思うように、
味覚が適応して栄養価の高い食物を食べるように促します。

次は腸内で吸収されたもので判断します。
この判断基準は味覚と似ているようで
じつは少しだけ違うという感じです。
例えば味覚で甘いと判断されたものが
高エネルギーの糖でない可能性があります。
なのでここでは分子的な判断を下します。
吸収時に現在必要なエネルギーや栄養が得られたと判断されればβエンドルフィンを分泌します。

判断基準は効率が良いような構造をしていると思われます。
例えばA,B,Cという食物があったとして
今aという栄養素が必要だったとします。
それぞれの含有する栄養素は
A:{a,b,c}
B:{a,c,d}
C:{b,c,d}
のような状態だとします。

このような状態だと
aの含まれているA,Bは[栄養価が高い]
aの含まれたいないCは[栄養価が低い]
と判断されます。

実際の栄養価で見たときにA,Bが栄養価が低くて
Cは栄養価が高かったとしても、
[aが含まれているか否か]によって[栄養価が高い食物か否か]を判断します。

つまりaさえ含まれていれば栄養価は要らないと言えます。
例えばaのみで作られた人工的で栄養価なんて無いような食物でも
味覚や腸では[栄養価の高い食品]と判断されます。

話題の[味の素スタック]はそんなDNAの緩い条件をふんだんに利用します。

ダニエル・デネット:かわいさ、セクシーさ、甘さ、おかしさ

Wikipedia:うま味

うま味物質は蛋白質や核酸に富んだ細胞の原形質成分に多く含まれ、主として蛋白質の豊富な食物を探知することに適応して発達した味覚であると考えられる。


エンドルフィン/脳内モルヒネ/ベーターエンドルフィン/β-エンドルフィン

4時間前から水やエサを投与しないで、5%濃度のコーン油を5日間与えたところ、油の摂取量は日ごとに増えて、5日目には初日の約2倍を摂取する依存性があることが分かった。


Wikipedia:砂糖依存症

2008年、ニコル・アヴィーナが公開したデータ[1]は、砂糖が脳の中のドーパミンとオピノイドに作用すると述べ、その結果、依存症の可能性を持っていると予想されかもしれない。彼女は、「乱用」「離脱症状」「渇望」、そして「交差感作」のそれぞれに使用可能な定義を与え、行動主義的に砂糖乱用が強化因子として立証されたことを示している。これらの行動、同時に依存性薬物によって生じる脳における神経科学的な変化に関連した。神経の適合は、ドーパミンとオピオイド受容体の結合、エンケファリンmRNAの発現と側坐核におけるドーパミンとアセチルコリンの放出の変化を含んでいる。
(中略)
砂糖産業は、ラットに対してカロリーが全くないが甘味がある解決策を与え、類似作用が報告されたと主張した。しかしながら、カロリーの値は問題でないかもしれない。砂糖と甘味は、脳のβエンドルフィン受容体の部位を活動させる刺激となる。これらはヘロインとモルヒネによって活動させられる同じ化学物質である。



上のリンクでデネット博士が言っている[超正常刺激]というものですね。
数ある栄養素の中でも
・グルタミン酸ナトリウム
・トリグリセロール
・糖
の3つは特にβエンドルフィンの分泌量が多いです。

そして吸収量/時間が多ければ多いほどβエンドルフィンも多量に分泌されます。

そこでホエイプロテインの出番です。
ホエイプロテインはトレーニング前/後の素早いエネルギー補給のために存在します。
なのでホエイプロテインは尋常ではない速度で体内に吸収されます。

ホエイプロテインが腸内にあるとき、
腸内から体内への速い流れがあると思ってください。
この流れに上の3つを乗せれば
通常では起こりえない速さで体内に吸収されます。
吸収が速いということは、
吸収量/時間が多くなるということです。
つまりβエンドルフィンが大量に分泌されます。

ここまでが原理編、次は理論編です。

Comments

Post a comment

Private comment