アニメーターが「原作者は石ころ」と発言したことで少し騒ぎになった夏の新番RAIL WARS!

このアニメーターは当然各所から叩かれまくったわけですが、
彼がTwitterで思わず呟いてしまうほど、原作者である豊田巧は何をアニメスタッフに要求してきたのか?

事件はPVの試写で起こります。
豊田巧は、大の鉄道オタク。
当然そういう人が作ったからこそRAIL WARS!というラノベが生まれるわけですが、
番宣用のPV1弾目が出来た時、上がってきた映像はガンアクションのシーンで鉄道の描写もあまりなかった。更に数少ない鉄道のカットは豊田巧の納得いく表現でもない。

これに豊田巧がブチ切れる。
唾を飛ばしながら怒鳴り散らし、

豊田「てめぇら!なんだこれは!ふざけるな!こんなもん『RAILWARS!』じゃねえ!監督を降ろせ!」

P「あと三ヶ月でOAなので流石にそれは……」

豊田「うるせぇ!俺は原作者だぞ!言うこと聞けないならアニメ化は無しだ!」

P「……わかりました」

豊田「あとこのPVも全部作り直せ!」

P「これ、1話の映像使ってるので今から作り直しは結構厳しいかと……」

豊田「何度も同じこと言ってんじゃねえよ!俺がやれ、って言ったらやるだよボケぇぇぇっ!!」

P「……わかりました」


というわけで、豊田巧の発言により起こった出来事としては、
・監督が土壇場で降板
・1話をコンテから200カット作り直し

という具合です。
これ、アニメ制作ではかなりの痛手。自分だったらこんな現場に関わりたくないな、とつくづく思う次第です。

どうすれば事前に防げたかというと、やはり豊田サイドが「やって欲しい事、ルールは事前に全て言っておく」ってことでしょう。
そうすれば現場もわざわざ無駄なものは作りませんから。