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 安倍政権が集団的自衛権の行使を閣議決定で容認したことに抗議する「戦争をさせない!県民総決起集会」が5日、北上市であった。主催者によると、教職員や労組の組合員ら約400人が参加。反対を訴えていくアピールを採択した。

 主催者は県内の弁護士らが発起人となった「戦争をさせない!岩手県委員会」。5月にも盛岡市で600人規模の集会を開いたが、閣議決定を受けて改めて抗議の意思を示そうと企画した。

 集会に先立ち、作家の大江健三郎さんらが結成した「戦争をさせない1000人委員会」の呼びかけ人でもある評論家の佐高信さんらが記者会見した。釜石市長として公害と闘った鈴木東民を引き合いに出し、「抵抗できる限りは抵抗しようとした彼の不屈の精神を見習おう。解釈改憲は国の私物化だ」と話した。