イチロー２日連続３安打　３０００安打に現実味　ソリ戦力外で後半戦レギュラーへ

　ヤンキースのイチロー外野手（４０）が７日（日本時間８日）、敵地でのインディアンス戦に「７番・右翼」で先発し、４打数３安打１打点の活躍。チームを５−３の勝利に導いた。２日連続の３安打で本領を発揮している。

　２回に左前打を放ち、勢い余って二塁を欲張りタッチアウト。３回１死一、三塁からは一塁へ適時内野安打。７回には二塁内野安打と得意の足を使って躍動した。

　不振の外野手ソリアーノが戦力外となったことで右翼の定位置を確保。スポーツ・イラストレーテッド誌は「ベルトランが守れなくなり、ソリアーノが極度の不振に陥った中、イチローは随所で存在感を示した。ヤンキースはイチローを放出しなくてよかった」とした。

　前日６日のツインズ戦で４月４日以来の３安打を記録。調子が上がってきたことで、一時は不安視されたメジャー３０００安打も現実味を帯びてきた。この日の３安打で今季５５安打となり、メジャー通算２７９７安打となった。

　残り２０３安打となったが、後半戦に正右翼手として出場できれば、来季中には手が届きそうだ。