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      志賀原発の断層で研究者が会見

      志賀原発の断層で研究者が会見

      志賀原発の北にある「富来川南岸断層」を調査している専門家と市民団体は、7日会見を開き、「かつて地震を起こした活断層だということを示す新たな証拠を見つけた」と発表しました。
      志賀原発の約9キロ北にある「富来川南岸断層」をめぐっては、おととし開かれた学会で、東京の大学の研究者から「活断層の疑いがある」という指摘が出ました。
      これを受けて、北陸電力が調査を行ったほか、新潟大学の立石雅昭名誉教授が市民団体とともに独自に調査しています。
      立石名誉教授は7日、活断層だということを示す新たな証拠が見つかったとして、志賀町で会見を開きました。
      それによりますと、6月、断層の南側の標高50メートルほどの場所で地質を調べたところ、海の砂でできた地層や堆積物が見つかったということで、かつて海の中にあった断層の南側の土地が地震で隆起したことを示しているとしています。
      立石名誉教授は、北陸電力の調査ではこれまでに海底の堆積物などについては明らかにされていないとして、北陸電力に調査のやり直しを申し入れたということです。
      これについて北陸電力は「申し入れは受けたが、内容についてはこれから精査する」とコメントしています。

      07月07日 20時21分