児童5万人が単身密入国、米国に深刻な人道危機

2014年07月08日 12:08 発信地:ロサンゼルス/米国

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×メキシコの首都メキシコ市(Mexico City)で、米国から強制送還されたメキシコ人や外国人の児童が暮らす施設で勉強する少女ら(2014年6月12日撮影)。(c)AFP/OMAR TORRES

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【7月8日 AFP】米国では今、メキシコから家族の同伴なく不法入国する児童らの波が、深刻な人道危機を引き起こすと同時に、政治的な問題にもエスカレートしている。米国の地に足を踏み下ろすことによって居住権が得られるとの期待の下に、昨年10月以降5万2000人以上の児童が密入国し、身柄を拘束された。その中にはたった3~4歳の子どもまで含まれている。

 単身で密入国した子どもを強制退去させる手続きは長く複雑だ。そのため多くが危険を冒してでも国境を越えて、あわよくば米国にとどまれるチャンスに賭けている。

 バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領が、最終的には本国に送還させられるのだから運に賭けるべきではないと呼び掛けているのにもかかわらず、毎日何百人もの子どもたちがメキシコ国境を越えてくる。多くはギャングの暴力や貧困にむしばまれた中米諸国の出身だ。

 国境沿いのテキサス(Texas)州とアリゾナ(Arizona)州では、収容施設と軍事基地が不法移民で満員になっていると、国境警備隊のある隊員は匿名を条件にAFPに語った。

 大勢の子どもたちが送還手続きの開始や、少なくとも送還までの間に自分たちが置かれる環境が改善されることを待っている。

 米赤十字社(American Red Cross)は収容されている子どもたちのために毛布や基本的な衛生キットを当局に送っているとAFPに語った。中米から何千キロもの危険な道のりをへてきた子どもたちの多くは疲弊し、飢えに苦しんでいるという。


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