食品大手の味の素とキユーピーは、「おいしく食べられる期限」を示す賞味期限の表示を「年月日」から「年月」に切り替える。レトルト食品など期限まで1年以上ある加工食品が対象で、来年7月以降に新発売する商品から始める。期限を1日過ぎただけで捨てられてしまう食品を減らすねらいだ。

 例えば、従来なら「2016年7月1日」と表示していた期限は「2016年7月」とする。賞味期限は「安全に食べられる期限」を示す消費期限とは違うが、消費者は日付の新しい商品を好んで買う傾向がある。メーカーや卸売り、小売業者は管理や補充に1日単位で取り組んでいる。表示を月単位に変えれば、こうした費用も減らせるという。

 賞味期限をめぐっては、飲料メーカーも昨年から今年にかけて、ミネラルウオーターや缶コーヒーなど一部の商品について表示を「年月日」から「年月」に切り替えている。このほか、期限を延長する動きも広がる。日清食品などの即席めんメーカーは今年4月から、カップめんを1カ月延ばして6カ月に、袋めんを2カ月延ばして8カ月にした。