山下龍一
2014年7月8日07時48分
太陽光で発電したり、電気をためておいたりして融通し合える環境型都市「柏(かしわ)の葉(は)スマートシティ」が8日、本格始動する。千葉県柏市北部の12万7千平方メートルの敷地内には高層マンションや商業施設があり、現在約5千人が暮らす。機能が違う複数の区画をまたぎ、電力を融通し合える都市は国内初めてという。
三井不動産が、つくばエクスプレスの柏の葉キャンパス駅を中心に約1千億円かけて整備した。7日、オフィスやホテルと電力融通の制御室がある「中心街区」(2万4千平方メートル)が報道陣に公開された。
中心街区と商業施設には太陽電池のほか、一般的な家庭用蓄電池の3千倍にあたる容量1万6千キロワット時の蓄電池が設置されている。余裕があるときに電気をためて、平日はオフィス、休日は商業施設、災害時は住宅など、必要な施設に効率的に電気を送る。こうした仕組みで使う電気を最大使用時で26%減らせるほか、災害時には停電を防げる。
三井不動産は、2030年までにこの街を30万平方メートルに広げる計画で、菰田(こもだ)正信社長は「さらに2千億円を投資する」と説明した。(山下龍一)
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